僕はこれまで日本のいくつかのスクールでテニスを習ってきましたが、練習方法もそれぞれのスクールで少しずつ違いました。でも、今回のMITでのアメリカ流練習方法と日本の練習方法を比べると、もっともっと明らかに違います。

一番違うと感じるのは、決めに行こうとする積極性です。例えば、日本ではボレーをする時は「できるだけ腕を振らずに当てるだけ」と習うのが基本だと思います。でも、こちらでは「足も腕も使ってできるだけ強く、弾くように打て」とどのコーチからも言われます。腕を大きく振ったりするわけではないのですが、体全体をもっとアグレッシブに使って攻撃的なボレーを繰り出し、フォロースルーも大きく伸びやかにやるように教わります。

また、日本で「ボレーボレー」をする時は、相手にフワッと浮く、少しやさしめのボレーを打ち、長く落とさずに続けようとするのが普通だと思います。でも、こちらではつなげようとする感覚はありません。「とにかく強く、バシッと決まるようなボレーを打て」と言われ、チャンスがあればスマッシュまで打ちます。だから、当然エースばかりでボレーボレーも全然つながりません。日本で僕がこれをやったら白い目で見られると思いますが、こちらでは逆で、控えめなボレーをしているとコーチにすぐ突っ込まれます。

ストローク練習も違います。日本では、「まず深いところでラリーを続けながら相手の球が浅くなるのを待ち、浅くなったらそれを打ち込み、返ってきた球をボレーで決める」というように教わることが多いと思います。でも、MITのキャンプでは「深くても速くても、どんな球でも、そこまできつくなければ常にエースを狙う気持ちで強く打ち込む」というように教わりました。


少し浅い球も、日本では入りやすいスピンボールを打ってボレーにつなげることが多い気がしますが、アメリカではとにかく速くエースを狙っていくように言われます。日本の「待つテニス」に比べると、アメリカは「仕掛けるテニス」です。去年はオーストラリアでスクールに通いましたが、オーストラリアもその意味ではアメリカ式でした。どちらがいいというのは難しいと思います。日本人は欧米人に比べると体が小さいし、几帳面で辛抱強い組み立てができるという特徴があったりするので、こういう違いが出てくるのかなと思いました。

また、意外と大きな違いだと思ったのはラリーです。日本ではラリーを続ける練習を結構しますが、こちらではラリーは半面でもポイント制がほとんどで、単純なストレート、クロスラリーは準備運動としてしかやりませんでした。

全体的には、日本では単純な練習も真面目にコツコツと続ける感じで、アメリカでは変化に富んだ内容で単調にならないように工夫するという違いもあるかもしれません。
kaiandboys

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