短期テニス留学 ~アメリカとオーストラリアのテニススクールへ

夏休みを利用して3つのテニススクールに短期留学した時の体験記。スクールの比較や英語のことなど。

テニス部男子です。テニス留学や短期留学を考えている人の参考になれば嬉しいです。

16. 海外テニススクール比較

僕は、中2の夏にシドニーのビンス・バークレーテニスアカデミーに2週間お世話になりました。そして中3では、ボストン近郊のマサチューセッツ工科大学(MIT)で行われるNIKEテニスキャンプに1週間、ニュージャージー州のセンターコートアカデミーに5週間お世話になりました。

シドニーのビンスアカデミーでは、東京は灼熱地獄だというのに、快適な気候のもと、テニスを楽しむことができました。レッスンでは、今まで習ったことのない驚きのポイントをたくさん教えてもらいました。ビンスコーチはややご年配でもあり、レッスンをしながらクッキーを食べていることもありました。のんびりしたオーストラリアらしいスクールだとも言えます。

シドニーでは8月は学校の授業があります。そのため、8月に留学すると昼間アカデミーにいる生徒はほとんど日本人ということになります。僕がいた時も、生徒はほぼ全員日本人でした。ですが、全国レベルの選手もいたりして、留学生のテニスのレベルは結構高いと思います!

英語に関しては、日本人にやさしい(?)スクールだったので、僕にとっては少し物足りなかったのですが、英語で不安になることなく、思いっきりテニス三昧な日々を送りたい人にはお勧めです。申し込みも日本語でできます。



◇   ◇   ◇   ◇   ◇

NIKEテニスキャンプでは、僕の憧れの大学でもあるMITのテニスコートでテニスをすることができて感動しました。コートは美しく、キャンパスを歩くのも、学食で食事するのも楽しかったです。
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ただ、内容自体はテニスを始めたばかりの子どもが多く、上級者もいますが、全体に初心者向けという印象がありました。本格的にテニスに取り組みたい人にはあまりお勧めできません。が、逆にテニスは初心者だけどテニス留学で英語を学びたいという人には、一番お勧めです。

また、小学生が多かったので、小学生の親子留学にもぜひお勧めしたいところだと思いました。
kids

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ニュージャージー州のセンターコートアカデミーの良いところは、一言でいうなら、本格的なスクールながら、値段が良心的でアットホームなところだと思います。コーチが優秀なのはもちろんのこと、練習がかなり洗練されていることにも驚きました。さすがプロをたくさん生み出しているスクールだなと思いました。

生徒に対するコーチの数や、テニスコートの数、トレーニング施設、食事内容などを考慮すると、値段はかなり良心的だったと思います。もちろん安くはないですが、金額に十分見合った内容を期待して大丈夫だと思います。

宿舎があるのもセンターコートの良いところです。宿舎には様々な国からの留学生がいるので、貴重な体験ができました。毎日宿舎からテニスコートまで車で送ってくれるので、駅からテニスコートが遠すぎるという心配もありません。他にも、空港への送迎があったり、食事が付いていたりと、初めて一人で行っても何の問題もなく過ごせます。寮母さんのミッシェルはみんなを温かく迎えてくれます。留学を終えて僕が一人で帰る時は、空港での荷物のチェックインも含め、最後の最後までスタッフが付き添って案内とお見送りをしてくれました。

生徒も、テニスを始めたばかりの人から世界ランク100位以内のプロまでいろいろな人がいて、レベルが合わなくて困ることはまずないと思います。テニスが初めての人でも参加できると思います。

英語の勉強に関しては申し分ありません。車での移動時間、筋トレ中など、話す機会がたくさんあります。また、宿舎に泊まると生活が英語だけになります。学校では身につかない「とっさに的確に受け答えする力」がかなりつきました。ただ、自分から積極的に行かないと、英語の壁のせいで楽しさが半減すると思います。

僕はたまたま3つの海外テニススクールに行くことができましたが、どれも素晴らしい経験となりました。テニスはもちろんのこと、英語力を上げたり、人脈を増やしたり、海外の文化や習慣を学ぶことができました。特に、海外は日本と文化も考えもかなり違ったので、そういったことに実際に触れることで視野が広がり、適応力も付いたと思います。また、自分の壁を打ち破って行動すること、自分とは異なる意見に耳を傾けること、同時に自分の考えをしっかり持つこと、感謝の気持ちを表に出すこと、といった大切さも身をもって知ることができたと思います。

テニス留学には、普通の語学留学とは違った魅力があります。みなさんも、一度テニス留学にトライしてみてはどうでしょうか?

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15. 留学中の英語

<リスニング>
センターコートアカデミーではもちろんいつも英語でした。最初は何を言っているのかわからず戸惑うことも多かったのですが、僕の場合は二週間目からは完全に聞き取れるようになりました。特に、たとえば「球出し」には feed という動詞を使うというように、ある程度テニスに関する用語に慣れてしまえば、あとは楽でした。英語がそれほど得意ではない人でも、テニスという自分のよく知っていることを通して接する英語なら、わりとスムーズに入っていけるのではないかと思います。

<スピーキング>
英語で話すのに慣れるには大体二週間くらいかかりましたが、四週目にはもう違和感なく話ができるようになりました。自分から話をしなくては生活できません。朝起きた時から夜寝る直前まで常に英語なので、脳が完全に英語に支配されてしまい、日本に帰ってきた時 、自分の日本語が正しいか不安になったりしました。テニスの上達がセンターコートに行った一番の目的だったのですが、テニスよりも英語の方がもっと上達したかもしれません。

僕は英語にある程度慣れていたので、留学中に英語で困ったことはありませんでしたが、英語がそれほど得意ではない人でも、空港の送迎があり、コーチがたくさんいて優しく、お母さん代わりの寮母さんがいて、周りにテニスでつながった仲間のいる環境なら、すぐに溶け込めると思います。それほどセンターコートには、なんとなく温かい雰囲気がありました。

英語が苦手な人は、だまっていたらダメだと思います。現地のアメリカ人は、最初はツンとした顔で、英語ばかりしゃべっている(当たり前か...)ように感じるかもしれませんが、留学生たちが質問をしてきたりすると実は非常に喜びます。移動の車の中で、英語に関する質問なんかをすると、みんな喜んで説明をしてくれます。特に女子は、僕のことを英語が下手で(テニスも...)、アメリカのことがわからないかわいそうな人だと同情したらしく、頼んでもいないのによく世話を焼いてくれました。あとは、テニスコートで打ち合えば、すぐに友達です。

それから、僕はけん玉を持っていって、自分の技を披露したり、みんなにやってもらったりしました。初めてやる人も多く、けん玉は大人気で、いつも笑いが起こっていました。それから、ワサビのお菓子やキャラクターお菓子などを持って行きました。珍しくて非常に好評で、会話も弾みました。日本独特のおもちゃやお菓子などを持っていくといいかもしれません。

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14. センターコートの特徴と料金

<アクセス>
センターコートの特長の一つは、ニューヨークからほど近いことだと思います。僕がアメリカのスクールをネットで探していたとき、アメリカはとても広いので、いいと思ったスクールでも、そこに行くまでが困難ということがよくありました。なんとか飛行機で近くまで行けても、その後車がないと身動きが取れません。その点、センターコートは、ニューアーク空港に降りればスタッフが迎えに来てくれて、車で20分くらいで本部に着きます。ジョンFケネディー空港は少し遠いですが、それでもスタッフが迎えに来てくれると聞きました。

それから、センターコートには、本部以外にも4つくらいのスクールがあり、少し離れてはいますが車で送迎 してもらえるので、いろいろな種類のコートをたくさん使えるという利点もあります。

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<生徒>
センターコートに在籍している人は、8割以上が地元のアメリカ人だと思いますが、他にもいろいろな国の人がいます。中国からは、強い高校生が何人か集まってたまにセンターコートに来るようです。ちなみに、今回一緒になった中国人たちの半分くらいはあまり英語が話せなかったのですが、テニスをやっているとそんな言語の壁は全くないように思えました。普段テニスコート外で会話している時も、ジェスチャーを交えつつ楽しそうに会話していました。他にも、シンガポール人、ロシア人、イギリス人、アフリカ系の人など、様々な国からセンターコートに留学している人がいました。日本人は僕一人でした。

長期で滞在する高校生は、センターコート内で勉強して高校の単位を取ることができます。午前中はスタディールームで勉強し、午後はテニスをするようです。

実力は、まだ始めたばかりの人から全米出場選手までいます。テニスが初めての人でも参加できると思いますし、本格的に学びたい人も満足できる環境だと思います。

<コーチ陣>
センターコートのコーチ陣は、本当に素晴らしいと思いました。ベテランコーチから若いコーチまで、層も厚いです。テニスのコーチも、筋トレのコーチも、みんな真剣に教えてくれる素晴らしいコーチでした。休み時間には冗談を言ってたくさん笑わせてくれました。
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<練習メニュー>
センターコートでは、様々な練習メニューを提供してくれました。ネットの1.5m上に張られているロープにボールを当てたり、ダブルスの陣形が崩れたところにコーチがボールを出し、それをボレーを決めるという練習など、僕が知らないメニューが多かったです。日本や他のスクールだと、コーチが球出しをして生徒が打ち、コーチがアドバイスをするということが多いと思います。センターコートではラリーが多く、ラリー練習の途中にコートを回っているコーチに打ち方やコースなどを教わることが多かったです。みんなに向けて「こうやって打つよ」と教えるのにプラスして、一人一人を見てそれぞれに合った具体的な指導をしてくれるところが良いと感じました。

筋トレやストレッチの器具が充実していて、専門のコーチが常駐していていつも指導してくれることも、センターコートの良い点だと思います。
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<週末のアクティビティ>
週をまたいで滞在すると、週末のアクティビティーがつきます。NYの自由の女神などの観光名所や、大きなショッピングモールに連れて行ってくれたりします。(行かなくても良いですが値段は変わりません。)
僕がいた時は幸いなことに全米オープンの最中だったので、プロの試合をみんなで観に行きました。錦織やジョコビッチの練習もすぐ間近で見ることができました。8月の最終週がお勧めです。


興味のある人は、まずはメールで問い合わせると、メールで資料を送ってもらえると思います。


kaitlyn@centercourtclub.com


<料金>
参考のため、僕の行った時の料金(2015 夏休みの料金)を載せます。今は変わっているかもしれません。
⚫テニス(9時~5時)のみの場合
□1-2週間だと1週間750ドル
□3-4週間だと1週間715ドル
□5週間以上だと1週間675ドル

⚫テニス+ドームでの宿泊
□1-2週間の場合
・月曜日~木曜日までとまり、金曜日に帰る場合1週間1250ドル
・1週間まるまる泊まる場合(週末のNYなどへの旅行も含む)、1週間1450ドル
□3-4週間の場合
・月曜日~木曜日までとまり、金曜日に帰る場合1週間1150ドル
・1週間まるまる泊まる場合(週末のNYなどへの旅行も含む)1週間1350ドル
□5週間以上の場合
・月曜日~木曜日までとまり、金曜日に帰る場合1週間1075ドル
・1週間まるまる泊まる場合(週末のNYなどへの旅行も含む)1週間1275ドル

センターコートのフルタイムプログラムのウェブサイトはこちらです。
http://centercourtacademy.com/full-time-tennis/

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13. 宿舎


ドームの存在
僕は最初の3週間、センターコート本部の近くにホームステイをして、そこからセンターコートに通っていました。しかし、4週目からは、ドームと言われる宿舎に泊まりました。宿舎は、ミッシェルというお母さんが貸している大きな家で、センターコートの生徒10数人が泊まっていました。

こちらは男子部屋のうちの一つの写真です。
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家はかなり広く、快適でした。庭に鹿がいたり、たまに車で川を見に行ったりと、おもしろいものがたくさん見られました。朝食と夕食がついていて、いくらでも食べて大丈夫です。朝食は、ワッフル、パンケーキ、パン、たまご、シリアルなどがありました。夕食もいろいろありましたが、スパゲティは特にみんなの大好物でした。デザートもいつも出ますが、僕が日本に帰る前の夜には、ミッシェルが僕のために特大ケーキを手作りしてくれました!*\(^o^)/*

女子部屋はよくわからないのですが、男子部屋にはゲームやおもちゃなどがありました。二階にはガット張り機があり、いつでも自由に使えました。宿舎にはWi-Fi もあり快適です。唯一の難点は、シャワーが使えないことです。だから、センターコート本部にあるシャワーで体を洗ってから帰る必要があります。まあ、泊まっている人数が多いので、仕方のないことだと思います。

僕がドームに泊まっていた時、偶然にも全米オープンに出場する選手と同じ部屋になりました。全米オープンの会場からセンターコートは近いので、試合の1~2週間前だけセンターコートに滞在し、練習と調整をするそうです。プロテニスプレイヤーの生活のことや、試合のことが聞けて、非常に貴重な体験となりました。

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